マイクロスタックアンプ『Ibaneze IBZ528』完全復活計画

楽器・機材

以前修理したアンプヘッド。『Ibaneze IBZ528』
電源が入り、一応一台のスピーカーキャビネットから音が出てギターアンプとして使えるようになったのだが、本来の2台のキャビネットを鳴らすってところまでいけなかった。
やっぱり完全に直してみたいよな、って思って再点検。

私が所有しているアンプヘッドは出力端子が一つあり、そこからキャビネットにケーブルでつなぐ。もう一台キャビネット鳴らしたい時はパラレルボックスなるものを使用するか、Y字ケーブルなどでスピーカーを増設するタイプの物ばかりで、一般的な仕様だと思う。
しかし、このIBZってやつにはL、Rチャンネルの二つのチャンネルがあり、それぞれスピーカーへ出力される仕様で、所有する個体はLチャンネルが使えない状態で、Rチャンネルのみの運用となっている。で、Rチャンネル側の不具合を探って行きます。

R33という抵抗の下、黒くて足が3本出てるコイつ。よく見ると黒っぽい粒々とかシミみたいなのがある。異常に発熱した痕なんすよコレ。もともと入庫時の点検の時に怪しいぞって思っててね。メインヒューズが切れていて電源入らなかったんです。ヒューズって保護回路なんで、何らかの高負荷がかかっていたのでこいつは良く無いぞって事でヒューズが溶断。その高負荷の原因がこの部品。『パワーアンプIC』Lチャンネルの心臓部ってヤツ。

おそらく規定以上の負荷がかかるスピーカーなどをLチャンネルに接続しての大音量、長時間運用が原因で、ICに高負荷がかかり、ヒューズが溶断したが守り切れずにICパンク。

しかし、ヒューズ様のおかげでIC以外の部品は無事。んじゃIC換えれば直るじゃん。

買ったよ、ICね。3個セットで数百円よ。こんなので直ったりしたら夢あるお話よね。おとなりの青とオレンジのは以前から導入を考えていた『ソルダーサッカー』ハンダ吸い取り機。こいつで基板に熱かけてる短い時間にピュっと余分なハンダを除去。綺麗になった所へ新しい部品を設置。作業が効率よく楽チンになる道具なのだ!

ここがスピーカーアウト端子。L,Rそれぞれ15W出力で、8Ωスピーカー二発接続して出力される。やはり片っぽないと寂しいじゃん。

RチャンネルのICも見えますね、右側のがそれ。左が今回交換するLチャンネルのICで、グレーのべたべた塗ってあるのがヒートグリスね。背中側の金属板に張り付いて、ここで余分な熱を逃すのだが、それのお手伝いをする重要な役割があるのです。(ならもう少し綺麗に塗れよ)

出来た出来た!何とかなるもんだね!

電源ON!!

数分後、異常な発熱なし。変な匂いとかも無いから成功かな?

Lチャンネルだけスピーカーキャビネット接続。これで異常なければギターつないで音出しね。今回はここまで。

こんな古いアンプでも今の機材には無い良さがあるのかもね。最初は直ったら転売とか思ってたけどいろいろ勉強になった上にもう少しコイつの事知りたくなったので、転売見送り。(悪い癖)

次回は本当に直って使えるようになったのか検証ですな。

 

 

 

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