ギターと爪 その3

テクニック

 

さて、今回もくどいようですが爪のお話しです。
先月のイベント前に右手中指の爪を失い、
演奏に非常に大きく影響したことと、
JAZZギタリストである友人が、爪を使わない
指頭奏法に切り替え、非常に良いサウンドを
出していた事で、この問題についていろいろと考えるようになりました。

ガットギターとかクラシックギターと呼ばれている

ナイロン製の弦を張ったギターでは、主に右手の爪を使って弾かれることが

多いようです。

私も爪を使って演奏するのですが、その管理が人によって様々なようで

みなさんかなり気を使っていらっしゃるようです。

特に爪が薄い方は大変なようで、よく割れてしまったりするので

補強されたりしているようです。

補強についても様々な方法があるようで、スカルプだとか

ジェルネイルとか。

スチール弦のアコースティックギタープレイヤーの方ですと、

ピンポン球を割って貼り付けるとか。(前回もお話ししましたね)

爪なんて無くても演奏出来るのであればそれでも良いのですが。

みなさんこだわっておられるのがやはり、

そのサウンドの違い。

ギターって楽器は、バイオリンやピアノなどに比べてまだまだ

歴史の浅い楽器ですが、このお話し

19世紀まで遡ります。

 

ギターという楽器が現在の形にかなり近くなっていったこの頃。

まだサイズも現在のものより小さくて弦は、現在のナイロンやフロロカーボンなどという素材は無く

動物の腸を撚り合わせて作られたガット弦が使われていました。

当然、爪で弾くのと爪無し(ここからは指頭奏法と呼びます)では

サウンドも弦の寿命も変わってきます。

ディオニシオ・アグアドと言うギタリストはこの頃も

ガシガシ爪で演奏したそうです。

フェルナンド・ソル この方、お仕事の都合で(軍人だったようです)

爪を伸ばせなかったそうで、指頭奏法だったそうです。

このお二人、ソルの仕事の都合で出会ったそうです。

相当ウマがあったようで、二人で住んでいたこともあったそうです。

音楽的にお互い惹かれあっていたそうで、二重奏の曲も

残されています。

 

こんな逸話もあります。

楽譜のパートのところがギター1ギター2とかでは無く

ソル、アグアドとそれぞれのパートに書かれているそうです。(どんだけ仲良し)

 

現在の楽器で当時のサウンドに近づける為に指頭奏法を用いる方も

多いようです。

その際には、ナイルガット弦というものを使うそうです。

ナイロン製の物に比べて、表面が少しザラっとしていて

このザラつきを指頭で捕まえる感じで弾くんだそうです。

 

左側が、爪無し指頭奏法 JAZZギタリスト阿部大輔氏 ナイルガット弦使用。

右側が私、爪有り フロロカーボン弦使用。

サウンドの違いです、分かります〜?

指頭奏法の方が、甘めで奥行きがあって

爪の方が、明るく少しキラっとした感じですかね。

細かいことですがね〜

楽器のコンディションだとか、奏法や相性とかもありますね。

やっぱりサウンドはこだわらないと!!ですね。

 

 

 

 

 

 

ARIA ( アリア ) / ANK-100

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