皆さんは19世紀ギターってご存知ですか!?
ってだいぶマニアックなお話になるんですが。。。
皆さんご存知の現在のギターの形になる前にね、いろいろあって形とサイズが変わって行くんですよこの楽器。
最近は小型のギターって結構出回ってますが、ちょっと変わりダネって感じかな。
19世紀の頃ってもっとギターのサイズ小さかったんですよ。(細かいこの辺りのお話は、またじっくりね。)現在出回っているミニサイズとかショートスケールってパーラーギターと呼ばれているもので、レギュラースケールの3/4ぐらいだったりウクレレサイズ(有名なところだとYAMAHAのギタレレ)だったりと様々なタイプが出てきています。そんな中で雰囲気とかサイズ感で19世紀ギターっぽいのがあって、そいつがコレ。
ね、なかなか良い雰囲気でしょ。これでお値段1万円ちょっとですよ、以前は同メーカーのA19C100Nって19世紀ギターのレプリカを使っていましたが、訳あって手放してしまったんで、また使ってみたいな〜って思ってたんですが。ちょっとお値段がねって訳でコイツ。
飾っておくだけでもなんかイイ!
実際の19世紀ギターってスケールが630mmぐらいで、現代のクラシックギターの標準的なスケールが650mmんでもってコイツが580mm。パーラーサイズですが小さすぎないのがいい。
ナイロン弦タイプとスチール弦タイプがあり、こちらはナイロン弦。
ま、お値段がお値段なので造りはそれなりって感じです。しかしレビューなどをみる限り、この個体は当たりに近いのかな?って感じですね。
トラスロッドも入ってますね、ガットギターだと入ってない場合が多いですがね。
オープンポアという塗装方法だそうで、木材の風合いが自然な感じで良い!
ボディ材はサペリ(マホガニーの代替としてよく使われるようになってきました)をトップ、サイド、バックに使用。
この辺はちと雑な感じですが、演奏には支障無しです。
ネックは写真では判りづらいでしょうが、波打ってますが演奏には支障無しです。木材はナトーを使用しているとの事です。指板はアイアンウッドを使用。
エンドピン有り。
全体的にはお値段なりの造りかな?楽器としては成立してますので良しです。まだ調整中ですが。
気になるサウンドは、まあまあこのサイズにしては音量ある方です。でかいウクレレって感じもします。コロコロと中音域が心地よいかと。弦の材質変えたりするとまた違うのかな?とか色々と拡張していけそうなので、今後も楽しめそうですね!
ARIA ( アリア ) / ASA-18C