ギター初心者さんに最適な最初の楽器って??

楽器・機材

その人によってそりゃ違いますよね、ってお話ですが。
私の教室では小学生からオーバー80ズまでいらっしゃいますんでね、
最初の一本って難しいですよ。先日の小3男子のお話ですと、ショートスケールのエレキギターから始めたのですが、なんだか弾きづらそうなんでお試しで弦のゲージを下げてみよう!なりまして。

彼が使っているモデルは0・11〜の太めのゲージが推奨されており、新品購入の場合はこれがセットされている。ま、大人が弾くとちょうどいい感じにセッティングされているようだ。

そもそもこのギターは、私が所有していて彼に同じ物を勧めたんです。で、やっぱり彼にはサイズはちょうど良い感じだったようだが、ゲージは太すぎたようだ。(写真はGRASS ROOTS G-LPC旧モデル。スケールは実際のレスポールタイプが約628mmに対して本機は521mmが採用されている。)

後日、0・09〜のセットに変更したらだいぶ楽になったそうで。

ってな感じでセッティング一つとってみても奏者ごとに違う。

スチール弦のアコースティックギターを持ち込む方が結構多くて、所謂(ネットで買った安いヤツ)ってのを持ってくるんですが、結局弾きづらい、手が痛い、チューニングが合わないなどで持ち替える事になるケースもあります。

また、『手が小さいので』って事でショートスケールの楽器ってのもアリですね!ですが、実際のところショートスケールのって結構コスト削って造られている物も多く、その辺りを見抜くのも最初は難しいですね。目利きってのがある程度必要で、初心者さんが現物見ずにネットでポチってのが危ないパターンですね。 

左側がフルサイズ(って言ってもだいぶこぶりで薄型設計のヤツね)右側がショートスケールね。  右YAMAHA APX-500  左YAMAHA JR-2 FG-junior

これだけ大きさ違うとね、それぞれに色々あるんですわ。。。

ギターってのは左手の指で弦を押さえる訳ですが、触ってはいけない弦とかあるんです。2弦は押さえなければいけないが、そのお隣の1、3弦には触れてはいけないなどと言う事が日常茶飯事なんです。だからね、小さければ良いと言う物でもないんです。

ネックも細ければいいってモンでもなくて、(一般的には細い方が重宝されるようですが)よく聞くお話では、クラシックギターはネックが太いから弾きずらいってね〜(用途にあってないだけなんですよね)ネックが太いとその分幅も広いですし、弦どうしの間隔も広いんですね。

これはクラシックギターのネックと指板。一般的なサイズで、指板の寸法は約52ミリ。エレキやアコギはこれよりも狭い42ミリぐらいが一般的。だからエレキ、アコギからの持ち替えで違和感や弾きづらさを感じるってヤツね、クラシックギターってエレキやアコギみたいに親指出して握り込まないからね。エレキからの持ち替えにも違和感ナシってのが売りで、ネックの細いエレガットギターも出回ってますね〜

こう言うフォームの事ね。これクラシックでやると怒られるヤツ(笑)

ある程度弦の間は広くないと細かいクラシックのテクニックは活かせないのよ。あと、私なんか手が大きめなんでね、小さい方がやりづらい。同じ理由でガットギターに持ち替えた生徒さんも数人いらっしゃいます。

やりたい音楽のジャンルとかでもだいぶ変わりますよね。一本で全てをこなせる物なんて無いですしね、まあ、それにかなり近い製品もありますが。

難しい問題でもありますが、この辺は突っ込んで調べていくと興味深いですね〜

 

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