令和5年4月よりお世話になっております、『五日市センター』様
こちらで毎週金曜日に講師をさせていただいておるのですが、こちらに常駐させていただいております楽器がございまして。
そちらのご紹介ってことです。今回は。
『El Torres G-180』エル トレーレス 寺田楽器製
そうです、寺田楽器。 エレキギターマニアの方ならご存知ですよね。一時期はあの『フェンダージャパン』や『グレコ』などなどのOEM生産に関わっていたメーカー。ギター弾きなら知らずとも一度は触ったことがあるはずと言われているほどいろんなメーカーのOEM生産に関わっているらしい。
まあ、ギターならなんでも作れますぜ!ってメーカーで、フルアコやセミアコ、アーチトップっていわれる表の板にカーブがついてる物が得意らしいですが、クラシックギターも作ってたんですね!
最近はじめて知りました。
この個体は、おそらくは70年代初期の物なんだそうです。(私と同世代か)保存状態も良く、鳴りも悪くなかったんで、即購入。ま、安かったのが1番の理由ですが。(購入額8千円ほど)
結構ちゃんとしてます。演奏されていた形跡がほぼありません。
この辺りの樹脂製パーツや金属製パーツは年代感じますね。にしても綺麗に保存されてます。
非常に弾きやすいです。で、置きっぱなしにはちょうどイイお値段。今日はたまたまメンテで持ち帰ってきました。毎週金曜日にお仕事してもらってます。
造りはたしかに丁寧。HAND MADEって書いてあるけどどうなんでしょう??
強いて言えば、ナットの切り方がネックサイドに近過ぎかな。材も替えたいな。
トップ板 スプルース(松)単板
サイド、バック板ローズウッド
スケール 650mm
いたってフツーのスペックです。
なかなか良い響きでしょ。弾き込んだら化けたりしてね〜(淡い期待)
世の中には安くてイイ楽器がそこらじゅうに眠っていますな。